毛根鞘とは?付いていたらどうなる?

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毛根鞘とは?

毛根鞘(もうこんしょう)は、毛を抜いたときに毛の先端に付着しているゼリー状の塊のような組織です。この毛根鞘は、毛が簡単に抜け落ちないようにするための保護組織として機能しています。毛根鞘は、毛包(もうほう)の内部で毛根を取り囲んでおり、毛が抜ける際に一緒に引っ張られて出てくることがあります。

毛周期と毛根鞘の関係

毛には「毛周期」と呼ばれるサイクルがあり、これには成長期、退行期、休止期の3つの段階があります。各段階において、毛根鞘の役割や存在が異なります。例えば、成長期や退行期の毛は毛根鞘がしっかりと毛を保護しており、抜けにくい状態にあります。しかし、休止期の毛は自然に抜け落ちやすくなり、このときには毛根鞘が付いていないことが多いです。

抜け毛への影響

多くの人が心配するのは、毛根鞘が付いている毛が抜けることが、将来的な抜け毛や髪の薄さに影響を与えるのかという点です。この点について、AGA(男性型脱毛症)の専門クリニックでも、毛根鞘が付いているかどうかは抜け毛には直接的な影響を与えないとされています。毛根鞘は毛の保護組織ですが、毛が再生する能力には関与していないため、毛根鞘が付いている毛が抜けたからといって、すぐに髪が薄くなるわけではありません。

まとめ

毛根鞘は毛の保護を担う重要な組織ですが、抜け毛や髪の再生には直接的な影響を与えないことがわかっています。毛周期に応じて毛根鞘の役割が変わるため、どの段階で毛が抜けるかによって毛根鞘が付いているかどうかが決まります。髪の健康を維持するためには、適切なヘアケアや健康な生活習慣を続けることが重要です。

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